業務用エアコン廃棄の際の注意点

業務用エアコンを処分したい!けど処分方法がわからない。実は業務用エアコンの処分方法は法律で決まっているんです。

業務用エアコンの処分方法は法律で決まっている!

業務用エアコンの処分方法はフロン類の使用の合理化及び管理の適正化に関する法律(以下フロン排出抑制法という)という産業法のもとに、2001年6月22日に公布され、当時は「特定製品に係るフロン類の回収及び破壊の実施の確保等に関する法律」という法律で、2015年の改正にて現在の法律になりました。

なぜこのような法律が決まったのかというと、法律の公布前まではフロン類を使用している業務用エアコンの処分がされる場合のフロン類の回収・破壊については、地方自治体や業者等の自主管理によって行われ処理についての法的な決まりはありませんでした。このため、多くのフロン類は、大気へ放出されてしまっていたのです。しかしオゾン層の保護対策としてフロン類の大気放出が大きく問題視されたことから現在の法律は制定されました。

業務用エアコンを安全に処分するためには

①業務用エアコンの業者に依頼する

業務用エアコンの買い替えの場合は、そのまま業務用エアコンの業者へ依頼しましょう。

②産業廃棄物処理業者へ依頼する

業務用エアコンの処分のみ行う場合は、地域の産業廃棄物処理業者へ依頼しましょう。

業務用エアコンの処分には刑罰がある。

業務用エアコンの処分方法を間違えてしまうだけで、刑罰が発生することがあるんです。

近年ではさらに環境への対策が強化されているため全国でフロンGメンが誕生する日も近いのではないでしょうか。

知らないうちに1年以下の懲役または50万円以下の罰金刑が課されてしまう前に専門の業者へ依頼して業務用エアコンを安全に処分しましょう。