クリーニングは業者にお任せ!ピカピカの業務用エアコンでより快適に

一般的な家庭用のエアコンと同じように、業務用エアコンも長持ちさせるために定期的なクリーニングが必要です。ですが、どのようにお手入れをしたらいいか分からない・・・など疑問がたくさんあるかと思われます。また、業者に頼む際にも、どのようなタイミングで頼んだらいいか・・・など判断に迷ってしまうこともあり得るかもしれません。そこで今回は、それぞれの業種ごとのクリーニングの目安やタイミングなどを、例を挙げつつ詳しくご説明致します。是非参考にしてみてください。

目に見えない場所にホコリが!放置しておくと大変なことに

実は業務用エアコンは一般的な家庭用エアコンに対し、汚れが溜まりやすいということをご存知でしたか?というのも、業務用エアコンは一般的な家庭用エアコンと比べ、人が集まりやすい場所に設置されている上に稼働時間も長いため、空気が汚れやすく、それに伴いエアコンも汚れやすくなってしまいます。仮に外からは見えていなくても、空気を吸い込んだ内部では汚れの元となるカビや雑菌が繁殖してしまっていたり、それらが原因でニオイの元に繋がってしまったりすることもあるのです。

また、こうした内部の汚れは不衛生さの原因になるだけではなく、暖房や冷房の効きが悪くなってしまったり電気代が高くなってしまう要因にも繋がってしまうことがあります。そのうえ、内部が汚れてしまっている状態で運転を続けると必要以上の労力を消費しようとし、結果業務用エアコン自体に大きな負荷がかかってしまうため、故障の原因寿命が短くなるリスクが高まることにもなりかねません。そういった可能性を防ぐためにも、クリーニングはもちろん、定期的なメンテナンスが大切になってくるのです。

それぞれで見るクリーニングの頻度

エアコンクリーニングの具体的な内容は、主に内部に搭載されている熱交換器というものを洗浄するという流れです。そして一般的に業務用エアコンのクリーニング頻度は、2~3年に1回と言われています。ですがこれはあくまで目安であって、業種ごとによっては使用頻度や使用環境が変わってくるためそれぞれ微妙に異なってきます。ここでは、業務用エアコン本体の交換時期の目安と言われている15年までを最長とし、おおよそどれぐらいの頻度でクリーニングを行えば良いか、業種の例をいくつか挙げつつ詳しくご紹介致します。

飲食店や工場など

人通りが多い代表例として挙げられるのが、やはり飲食店や工場。このように頻繁に人が出入りする空間ですと、短くて1年おきに1度、長くて3年おきに1度、という間隔でクリーニングをするのがベストだと言われています。また、飲食店などと同じく、清潔感を求められる美容院、24時間営業のコンビニ、パチンコ店などもこの頻度が目安としては良いとされています。ですので、仮に購入時から3~4年後にクリーニングを行ったとすれば、2回目のクリーニングは6~7年目、3回目は9~10年目、4回目は12~13年目という形になります。

事務所や工場内に併設されている事務所棟など

こういったオフィス関係に設置されている業務用エアコンの場合、人の出入り自体は飲食店や工場などに比べると比較的少ないことが予想されるので、エアコンのクリーニングも短くて2~3年おきに1度、長くて5年おきに1度という間隔で行うのがベストと言われています。仮に購入時から5~7年後の間に行ったとすれば、2回目のクリーニングは10~12年目という形になります。

福祉関係の施設や病院・病棟など

介護施設や医療関係の建物に設置されている業務用エアコンも、基本的にはオフィス関係とほとんど変わらず、長くても5年おきに1度という間隔でクリーニングを行うのがベストです。ただ、こういった医療関係に設置されている業務用エアコンの場合ですと、人命に関わる施設でもありますので、基本的には早めに対応するのが良いとされています。ですので、購入時から4~6年後の間に行ったとすれば、2回目のクリーニングは9~11年目というように主軸はオフィス関係と同じですが1年早い目安で計算されています。

また、業務用エアコンは家庭用エアコンと比べ、やはりサイズも大きく仕組みも複雑なため、自分自身での清掃は難しいのでは・・・?と思われてしまうかもしれませんが、フロントパネルフィルターのみならご自身でも比較的簡単に清掃をすることが出来ます。詳しくは過去のコラムで紹介をしていますが、汚れが気になった際にご自身でも数カ月に1度のペースで清掃を行うことによって、業務用エアコンの効きを少しでも改善出来たり、電気代のコスト削減にも繋げることが出来たりします。

*ご自身で出来る簡単な清掃方法についてはこちら!

どんなタイミングでクリーニングすればいいの?放置してしまった際のデメリットは?

上記にてクリーニングの時期はご紹介させて頂きましたが、もし次のような異変を感じ始めた際は、場合によっては時期関係なくクリーニングの対象に繋がるかもしれません。ここでは、その目安となるチェックポイントと、万が一放置してしまった際にどうなってしまうかなどデメリットについて具体的に説明致します。

最も分かりやすいのが、異臭異音がしていないかどうかです。エアコンというのは除湿や冷房機能などを使う際、室内の湿気やホコリを吸収します。そこでホコリの中に含まれている菌が水分によって繁殖してしまうと、エアコン内に発生したカビによって嫌な臭いを纏った空気が吹き出し口と共に流れてしまうのです。異音も原因としてはほとんど同じで、吸い込んだホコリなどがファンやフィルターに詰まってしまい、そのまま放置してしまうと「ブーン」といった聞いたことのないような音が鳴ってしまうことに。また、これだけに留まらず、内部に発生したカビにより、人によってはくしゃみや鼻水・目がかゆくなるといったアレルギー反応が出てしまうこともあり、アレルギーを持っていなかったとしても、汚れた空気に晒されてしまうことで気管支喘息になってしまう可能性も否めないのです。

また、フィルターが詰まってしまっていると、電気代が嵩むリスクも大きく高まります。というのも、空気が流れにくくなっている状況下で室温を調整しようとエアコンがより強い出力で動こうとするため、電気の消費量が上がり、結果電気代へと繋がってしまうということになってくるのです。家庭用のエアコンならば汚れが原因で電気代が上がっても気づかない程であったというケースも多いですが、業務用エアコンの場合広い場所で使うものであるため、必要な電力が比較して大きい上に更に高い出力もとなってくると電気代が大幅に上がってしまうのは大きなリスクと言えます。

更に、クリーニングを放置してしまっていると、水漏れを起こす可能性もあります。これは、内部の水が上手く外に排出されていないが故に起きてしまうトラブルです。進行するとエアコンの内部が汚れた水によって腐食し、それ以外にも業務用エアコンを取り付けている周りの壁にシミが出来てしまったり、設置した場所によっては漏電火災へと繋がってしまうことも起こりうるのです。

パーツまで!?故障に繋がってしまうことも

クリーニングを放置してしまっていると、あらゆることからトラブルが起きるだけではなく、パーツの故障へと繋がるリスクが高まってしまうのです。その可能性として挙げられるのが、電源部分室外機。業務用エアコンの掃除を怠ってしまうと、本体内部にホコリが溜まってしまうのですが、その中でも特に基盤と呼ばれる部分は静電気を起こすため、よりホコリが集まりやすいです。そこでホコリがを持つことにより基盤が壊れてしまい、結果電源が点かなくなってしまうというケースが考えられるのです。また、室外機に関しては、ホコリが溜まったままのエアコンを使い続けることにより室外機のモーター従来より高い出力で運転し、そこで起きる高熱により結果壊れてしまうということが推測されることもあるのです。

クリーニングは大切!安心出来るプロに任せちゃおう

フィルターやフロントパネルなどはご自身の手で清掃することは可能ですが、それ以外の見えない部分はやはりプロの手で清掃してもらうのが一番であり、何よりその見えない部分に汚れが溜まってしまうことによって、大きなトラブルから最悪の場合故障へと繋がっていってしまうことも。

定期的なクリーニングを行うことは、業務用エアコンを長持ちさせるための最大の秘訣。綺麗なエアコンで、より快適かつ清潔な空間で毎日を過ごしちゃいましょう!

クリーニングのことやその他何かお困りごとがあれば是非、アルファシステムまでご相談ください。